従二位家隆
風そよぐならの小川の夕暮はみそぎぞ夏のしるしなりける
風がそよぎ楢の葉にかかる、そんな「ならの小川」の夕暮れは、みそぎこそが夏のしるしであるよ。
新勅撰集 夏 192
かぜそ
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
持統天皇
春過ぎて夏来にけらし白妙の衣干すてふ天の香具山
春が過ぎ夏がやって来たらしい。夏になると白い衣を干すという天の香具山に真っ白な衣が干してあるよ。
新古今集 夏 175
はるす