協会の歴史

「競技かるた」は、明治37年に現在行われているルールが制定されました。もちろん、それ以前にも「かるた競技」は楽しまれていましたが、ルールは場所によって様々でした。それを統一して、早く札を取るための方法を分析し、競技かるたを確立したのは、明治のジャーナリスト黒岩涙香でした。

涙香は新聞「萬朝報」に「かるた早取り法」の特集記事を掲載して、第1回の競技会を東京日本橋の常盤木倶楽部で開催しました。
その後、大正時代から昭和初期にかけて「競技かるた」は全国的に広がりました。昭和23年ころから、戦争のために中断していたかるた会を復興の動きが見え、統一して全日本かるた協会(当時の名称は「日本かるた協会」)が設立されました。平成8年8月より社団法人として、平成26年4月からは一般社団法人として活動しています。