一日一首
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
歌人
中納言朝忠
歌
逢ふことのたえてしなくはなかなかに人をも身をも恨みざらまし
現代語訳
逢うことがまったくないのだとしたら、かえってあの人の冷たさや我が身のつらさも恨んだりはしないのに。
出典
拾遺集 恋一 678
決まり字
あふこ(読み方: おおこ)
「競技かるた」は、明治37年(1904年)に現在行われているルールが制定されました。もちろん、それ以前にも「かるた競技」は楽しまれていましたが、ルールは場所によって様々でした。それを統一して、早く札を取るための方法を分析し、競技かるたを確立したのは、明治のジャーナリスト黒岩涙香でした。
涙香は新聞「萬朝報」に「かるた早取り法」の特集記事を掲載して、第1回の競技会を東京日本橋の常盤木倶楽部で開催しました。
その後、大正時代から昭和初期にかけて「競技かるた」は全国的に広がりました。終戦後、各地で戦争のために中断していたかるた会を復興の動きが見え、昭和29年(1954年)に全国統一組織として全日本かるた協会が設立されました。平成8年(1996年)8月より社団法人として、平成26年(2014年)4月からは一般社団法人として活動しています。