入道前太政大臣
花さそふあらしの庭の雪ならでふりゆくものは我が身なりけり
花を誘う嵐の庭の雪のように桜が降りゆく、いや、古りゆくものは年老いた我が身であったよ。
新勅撰集 雑一 1052
はなさ
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
参議雅経
み吉野の山の秋風小夜ふけてふるさと寒く衣うつなり
吉野の山の秋風に夜は更けて、このふるさとは寒々として、衣を打つ音が聞こえてくるようだ。
新古今集 秋下 483
みよ