俊恵法師
夜もすがら物思ふころは明けやらで閨のひまさへつれなかりけり
夜通し物思いにくれているこのごろはなかなか夜が明けず、寝屋のすき間までつれなく感じられることだ。
千載集 恋二 766
よも
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
法性寺入道前関白太政大臣
わたの原漕ぎ出でて見れば久方の雲居にまがふ沖つ白波
大海原に漕ぎ出して、眺めてみると、雲と見紛うばかりの沖の白波だよ。
詞花集 雑下 382
わたのはらこ