周防内侍
春の夜の夢ばかりなる手枕にかひなく立たむ名こそ惜しけれ
春の夜の夢のようなかりそめの手枕をお借りしたばかりに、何の甲斐もなく立ってしまう浮名がもったいないのですよ。
千載集 雑上 964
はるの
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
待賢門院堀川
長からむ心もしらず黒髪のみだれて今朝は物をこそ思へ
長く思い続けてくれるのでしょうか、あなたの心はわかりません。ただ、黒髪が乱れるように、心乱れて今朝は物思いにくれているのですよ。
千載集 恋三 802
ながか