一日一首

歌人

周防内侍

春の夜の夢ばかりなる手枕にかひなく立たむ名こそ惜しけれ

現代語訳

春の夜の夢のようなかりそめの手枕をお借りしたばかりに、何の甲斐もなく立ってしまう浮名がもったいないのですよ。

出典

千載集 雑上 964

決まり字

はるの