大弐三位
有馬山猪名の笹原風吹けばいでそよ人を忘れやはする
有馬山から猪名の笹原にかけて風が吹いたのでそよそよと音がする、さあ、それよ、あなたのことをどうして私が忘れるのですか。
後拾遺集 恋二 709
ありま
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
後京極摂政前太政大臣
きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに衣かたしきひとりかも寝む
こおろぎのなく、霜の降りた寒い夜に、むしろの上に衣の袖を片方だけ敷いてひとりで寝るのであろうか。
新古今集 秋下 518
きり