壬生忠見
恋すてふ我が名はまだき立ちにけり人知れずこそ思ひそめしか
恋をしているという私の評判は早くも立ってしまったよ。人知れず思いそめたというのに。
拾遺集 恋一 621
こひ(読み方: こい)
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
祐子内親王家紀伊
音に聞く高師の浜のあだ波はかけじや袖の濡れもこそすれ
うわさに聞く高師の浜のいたずらに立つ波は掛けませんよ。あなたの浮ついた気持ちが心に掛かって涙するように、袖が濡れると困りますから。
金葉集 恋下 469
おと