平兼盛
しのぶれど色に出でにけり我が恋は物や思ふと人のとふまで
忍び隠していたけれど顔色に出てしまったよ、私の恋は。「物思いをしているのですか」とまわりの人が尋ねるまでに。
拾遺集 恋一 622
しの
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
右大将道綱母
嘆きつつひとりぬる夜の明くるまはいかに久しきものとかはしる
嘆きながらひとりで寝て過ごす夜の明けるまでの間がどんなに長いものか、あなたはわかっているのですか。
拾遺集 恋四 912
なげき