春道列樹
山川に風のかけたるしがらみは流れもあへぬもみぢなりけり
山の中の川に風が架けたしがらみは、なんと、流れきれずにいる紅葉であったよ。
古今集 秋下 303
やまが
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
源重之
風をいたみ岩うつ波のおのれのみ砕けて物を思ふころかな
風が激しいので岩をうつ波が自分だけ砕けるように、ただ私だけが心砕けて物思いをすることだよ。
詞花集 恋上 211
かぜを