中納言行平
たち別れいなばの山の峰に生ふるまつとし聞かばいま帰りこむ
これから別れて因幡の国に行きますが、その因幡の山の峰に生えている松、いや、私を待つと聞いたならば、すぐにでも帰って来ましょう。
古今集 離別 365
たち
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
大中臣能宣朝臣
みかきもり衛士のたく火の夜はもえ昼は消えつつ物をこそ思へ
御垣を守る衛士のたく火が夜は燃えて昼には消えるように、夜は恋の思いに燃え、昼は今にも消え入りそうに物思いし続けているのです。
詞花集 恋上 225
みかき