光孝天皇
君がため春の野に出でて若菜つむ我が衣手に雪は降りつつ
あなたにさし上げるために春の野に出て若菜を摘む私の袖に、雪はしきりに降りかかかって来て。
古今集 春上 21
きみがためは
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
元良親王
わびぬれば今はた同じ難波なる身をつくしても逢はむとぞ思ふ
こんなにも思い苦しんでいるので、今となっては同じことです。あの難波の澪標ではありませんが、どんなに身を尽くしても逢おうと思います。
後撰集 恋五 960
わび