喜撰法師
我がいほは都のたつみしかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり
わが庵は都の辰巳、ほら、きちんと住んでいるよ。それを、世を憂いた宇治山だと人は言っているようだ。
古今集 雑下 983
わがい
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
西行法師
嘆けとて月やは物を思はするかこち顔なる我が涙かな
嘆けと言って月が物思いをさせるのだろうか。そうではないのに、月のせいにしてこぼれ落ちる我が涙であるよ。
千載集 恋五 929
なげけ