中納言家持
かささぎの渡せる橋に置く霜の白きを見れば夜ぞふけにける
鵲が天の川にかけ渡した橋に置いた霜の白いさまを見たら、夜がすっかり更けたことだよ。
新古今集 冬 620
かさ
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
周防内侍
春の夜の夢ばかりなる手枕にかひなく立たむ名こそ惜しけれ
春の夜の夢のようなかりそめの手枕をお借りしたばかりに、何の甲斐もなく立ってしまう浮名がもったいないのですよ。
千載集 雑上 964
はるの