一日一首

歌人

権中納言定家

来ぬ人をまつほの浦の夕なぎに焼くや藻塩の身もこがれつつ

現代語訳

来ない人を待っています、松帆の浦の夕凪に焼く藻塩のように、わが身も恋い焦がされながら。

出典

新勅撰集 恋三 849

決まり字

こぬ