参議雅経
み吉野の山の秋風小夜ふけてふるさと寒く衣うつなり
吉野の山の秋風に夜は更けて、このふるさとは寒々として、衣を打つ音が聞こえてくるようだ。
新古今集 秋下 483
みよ
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
清原元輔
契りきなかたみに袖をしぼりつつ末の松山波越さじとは
約束しましたよね。お互いに涙でぬれた袖をしぼりながら、あの「末の松山」を波が越えないように、決して心変わりはしまいと。
後拾遺集 恋四 770
ちぎりき