鎌倉右大臣
世の中は常にもがもな渚漕ぐ海人の小舟の綱手かなしも
世の中は常に変わらぬものであってほしいことだ。渚を漕ぐ海人の、小舟の綱手ひく姿がしみじみとするよ。
新勅撰集 羇旅 525
よのなかは
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
紫式部
めぐり逢ひて見しやそれともわかぬ間に雲隠れにし夜半の月かな
めぐり会って、見たのがあなたかどうかも見分けられなかった間に、雲に隠れてしまった夜半の月のように、すぐに隠れてしまいましたね。
新古今集 雑上 1499
め