二条院讃岐
我が袖は潮干に見えぬ沖の石の人こそ知らね乾く間もなし
私の袖は、潮が引いた時にも見えない沖の石のように、知る人はいないけれども乾く間もなく涙でぬれ続けているのですよ。
千載集 恋二 760
わがそ
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
坂上是則
朝ぼらけ有明の月と見るまでに吉野の里に降れる白雪
夜がしらじらと明けはじめるころ、有明の月の光かとみるほどに、吉野の里に雪が降り積もっていたよ。
古今集 冬 332
あさぼらけあ