後京極摂政前太政大臣
きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに衣かたしきひとりかも寝む
こおろぎのなく、霜の降りた寒い夜に、むしろの上に衣の袖を片方だけ敷いてひとりで寝るのであろうか。
新古今集 秋下 518
きり
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
素性法師
今来むといひしばかりに長月の有明の月を待ち出でつるかな
「今行きましょう」とあなたが言ったばっかりに、夜の長い長月の有明の月が出るまで待ち続けたことです。
古今集 恋四 691
いまこ