西行法師
嘆けとて月やは物を思はするかこち顔なる我が涙かな
嘆けと言って月が物思いをさせるのだろうか。そうではないのに、月のせいにしてこぼれ落ちる我が涙であるよ。
千載集 恋五 929
なげけ
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
猿丸大夫
奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞くときぞ秋はかなしき
奥山に紅葉を踏み分けやって来て、鹿の声を聞く時こそ秋は悲しいものだ。
古今集 秋上 215
おく