一日一首

歌人

西行法師

嘆けとて月やは物を思はするかこち顔なる我が涙かな

現代語訳

嘆けと言って月が物思いをさせるのだろうか。そうではないのに、月のせいにしてこぼれ落ちる我が涙であるよ。

出典

千載集 恋五 929

決まり字

なげけ