一日一首

歌人

皇太后宮大夫俊成

世の中よ道こそなけれ思ひ入る山の奥にも鹿ぞ鳴くなる

現代語訳

ああ世の中よ、ここから逃れる道はないものだ。思いつめて入ったこの山の奥でも鹿が鳴いているようだ。

出典

千載集 雑中 1151

決まり字

よのなかよ