後徳大寺左大臣
ほととぎす鳴きつる方をながむればただ有明の月ぞ残れる
ほととぎすが鳴いた方を眺めてみると、ただ有明の月が残るだけであったよ。
千載集 夏 161
ほ
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
権中納言定家
来ぬ人をまつほの浦の夕なぎに焼くや藻塩の身もこがれつつ
来ない人を待っています、松帆の浦の夕凪に焼く藻塩のように、わが身も恋い焦がされながら。
新勅撰集 恋三 849
こぬ