赤染衛門
やすらはで寝なましものを小夜ふけてかたぶくまでの月を見しかな
ためらわずに寝てしまえばよかったのに。おかげで夜がふけて傾くまでの月を見てしまったよ。
後拾遺集 恋二 680
やす
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
前大僧正慈円
おほけなく憂き世の民におほふかな我が立つ杣に墨染の袖
身のほどを過ぎて、憂き俗世の人たちに覆いかけることよ。私の立っているこの比叡山に住みはじめた墨染の袖を。
千載集 雑中 1137
おほけ(読み方: おおけ)