藤原道信朝臣
明けぬれば暮るるものとは知りながらなほ恨めしき朝ぼらけかな
夜が明ければまた暮れるものとは知りながら、それでもはやり恨めしい朝ぼらけだなあ。
後拾遺集 恋二 672
あけ
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
藤原実方朝臣
かくとだにえやはいぶきのさしも草さしもしらじなもゆる思ひを
「このように」とだけでさえも言うことができないのだから、伊吹山のさしも草のように、こんなにも燃えている「思ひ」をあなたはさすがに知りますまいね。
後拾遺集 恋一 612
かく