一日一首

歌人

藤原実方朝臣

かくとだにえやはいぶきのさしも草さしもしらじなもゆる思ひを

現代語訳

「このように」とだけでさえも言うことができないのだから、伊吹山のさしも草のように、こんなにも燃えている「思ひ」をあなたはさすがに知りますまいね。

出典

後拾遺集 恋一 612

決まり字

かく