曾禰好忠
由良のとを渡る舟人梶を絶え行方も知らぬ恋の道かな
由良の河口を渡る舟人が、梶がなくなりどこへ行くのかもわからぬように、この先どうなるかわからない私の恋の道ですよ。
新古今集 恋一 1071
ゆら
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
大納言経信
夕されば門田の稲葉おとづれて蘆のまろ屋に秋風ぞ吹く
夕方になると門前の田の稲葉に音を立てて、蘆ぶきのまろ屋に秋風が吹くことだ。
金葉集 秋 173
ゆふ(読み方: ゆう)