曾禰好忠
由良のとを渡る舟人梶を絶え行方も知らぬ恋の道かな
由良の河口を渡る舟人が、梶がなくなりどこへ行くのかもわからぬように、この先どうなるかわからない私の恋の道ですよ。
新古今集 恋一 1071
ゆら
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
文屋康秀
吹くからに秋の草木のしをるればむべ山風をあらしといふらむ
吹くとすぐに秋の草木がしおれてしまうので、なるほど山から吹く風を嵐というのであろう。
古今集 秋下 249
ふ