曾禰好忠
由良のとを渡る舟人梶を絶え行方も知らぬ恋の道かな
由良の河口を渡る舟人が、梶がなくなりどこへ行くのかもわからぬように、この先どうなるかわからない私の恋の道ですよ。
新古今集 恋一 1071
ゆら
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
凡河内躬恒
心あてに折らばや折らむ初霜のおきまどはせる白菊の花
それと見当をつけて、もし折るというのであれば折ってみようか。初霜が降りて見分けがつかなくなった白菊の花を。
古今集 秋下 277
こころあ