中納言敦忠
あひみての後の心にくらぶれば昔は物を思はざりけり
逢って一緒に過ごした後の心に比べたら、昔は物思いなどしていなかったのだなあ。
拾遺集 恋二 710
あひ(読み方: あい)
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
小野小町
花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに
花の色は褪せてしまったなあ。何もせず我が身が春の長雨に降り込められ物思いにふけっていた間に。(私の容姿も衰えてしまったなあ。むなしく我が身が恋を重ねて過ごし物思いにふけっていた間に)
古今集 春下 113
はなの