中納言敦忠
あひみての後の心にくらぶれば昔は物を思はざりけり
逢って一緒に過ごした後の心に比べたら、昔は物思いなどしていなかったのだなあ。
拾遺集 恋二 710
あひ(読み方: あい)
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
周防内侍
春の夜の夢ばかりなる手枕にかひなく立たむ名こそ惜しけれ
春の夜の夢のようなかりそめの手枕をお借りしたばかりに、何の甲斐もなく立ってしまう浮名がもったいないのですよ。
千載集 雑上 964
はるの