平兼盛
しのぶれど色に出でにけり我が恋は物や思ふと人のとふまで
忍び隠していたけれど顔色に出てしまったよ、私の恋は。「物思いをしているのですか」とまわりの人が尋ねるまでに。
拾遺集 恋一 622
しの
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
式子内親王
玉のをよたえなばたえねながらへば忍ぶることの弱りもぞする
わが命よ、絶えてしまうのであれば絶えてしまえ。このまま生きながらえたら、忍ぶ思いが弱ってしまいそうだから。
新古今集 恋一 1034
たま