壬生忠岑
有明のつれなく見えし別れよりあかつきばかり憂きものはなし
有明の月のそっけなく見えた、そしてあなたの冷たかった別れの時から、暁どきほどつらいものはないのですよ。
古今集 恋三 625
ありあ
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
祐子内親王家紀伊
音に聞く高師の浜のあだ波はかけじや袖の濡れもこそすれ
うわさに聞く高師の浜のいたずらに立つ波は掛けませんよ。あなたの浮ついた気持ちが心に掛かって涙するように、袖が濡れると困りますから。
金葉集 恋下 469
おと