壬生忠岑
有明のつれなく見えし別れよりあかつきばかり憂きものはなし
有明の月のそっけなく見えた、そしてあなたの冷たかった別れの時から、暁どきほどつらいものはないのですよ。
古今集 恋三 625
ありあ
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
俊恵法師
夜もすがら物思ふころは明けやらで閨のひまさへつれなかりけり
夜通し物思いにくれているこのごろはなかなか夜が明けず、寝屋のすき間までつれなく感じられることだ。
千載集 恋二 766
よも