凡河内躬恒
心あてに折らばや折らむ初霜のおきまどはせる白菊の花
それと見当をつけて、もし折るというのであれば折ってみようか。初霜が降りて見分けがつかなくなった白菊の花を。
古今集 秋下 277
こころあ
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
中納言行平
たち別れいなばの山の峰に生ふるまつとし聞かばいま帰りこむ
これから別れて因幡の国に行きますが、その因幡の山の峰に生えている松、いや、私を待つと聞いたならば、すぐにでも帰って来ましょう。
古今集 離別 365
たち