源宗于朝臣
山里は冬ぞさびしさまさりける人目も草もかれぬと思へば
山里では、冬はとりわけさびしさがまさるのだなあ。人も離れ草も枯れてしまうかと思うと。
古今集 冬 315
やまざ
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
西行法師
嘆けとて月やは物を思はするかこち顔なる我が涙かな
嘆けと言って月が物思いをさせるのだろうか。そうではないのに、月のせいにしてこぼれ落ちる我が涙であるよ。
千載集 恋五 929
なげけ