法性寺入道前関白太政大臣
わたの原漕ぎ出でて見れば久方の雲居にまがふ沖つ白波
大海原に漕ぎ出して、眺めてみると、雲と見紛うばかりの沖の白波だよ。
詞花集 雑下 382
わたのはらこ
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
周防内侍
春の夜の夢ばかりなる手枕にかひなく立たむ名こそ惜しけれ
春の夜の夢のようなかりそめの手枕をお借りしたばかりに、何の甲斐もなく立ってしまう浮名がもったいないのですよ。
千載集 雑上 964
はるの