大納言公任
滝の音は絶えて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ
この滝の音は絶えてから長い時が経ったけれども、その名声は流れ伝わり今でもやはり聞こえているよ。
拾遺集 雑上 1035
たき
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
従二位家隆
風そよぐならの小川の夕暮はみそぎぞ夏のしるしなりける
風がそよぎ楢の葉にかかる、そんな「ならの小川」の夕暮れは、みそぎこそが夏のしるしであるよ。
新勅撰集 夏 192
かぜそ