文屋朝康
白露に風の吹きしく秋の野はつらぬきとめぬ玉ぞ散りける
白露に風がしきりに吹きかかる秋の野は、貫きとめておかなかった玉が散っているよ。
後撰集 秋中 308
しら
ランダムに変わる取り札を見て上の句を当てる練習ができます。毎日の腕試しにご活用ください。
中納言敦忠
あひみての後の心にくらぶれば昔は物を思はざりけり
逢って一緒に過ごした後の心に比べたら、昔は物思いなどしていなかったのだなあ。
拾遺集 恋二 710
あひ(読み方: あい)