小倉百人一首フェスティバル 2020 in Tokyo 特設ページ
百人一首の世界

和歌を通して王朝文化の輝きを追い求めた
藤原定家の撰による小倉百人一首

秀歌の背景を探訪することで
古の歌人たちが詞と韻律に込めた
心模様が鮮やかに浮かび上がる

六歌仙

我がいほは都のたつみしかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり 008

008

我がいほは都のたつみしかぞ住む
世をうぢ山と人はいふなり

喜撰法師

花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに 009

009

花の色は移りにけりないたづらに
我が身世にふるながめせしまに

小野小町

天つ風雲のかよひぢ吹きとぢよをとめの姿しばしとどめむ 012

012

天つ風雲のかよひぢ吹きとぢよ
をとめの姿しばしとどめむ

僧正遍昭

ちはやぶる神代も聞かず龍田川からくれなゐに水くくるとは 017

017

ちはやぶる神代も聞かず龍田川
からくれなゐに水くくるとは

在原業平朝臣

吹くからに秋の草木のしをるればむべ山風をあらしといふらむ 022

022

吹くからに秋の草木のしをるれば
むべ山風をあらしといふらむ

文屋康秀