社団法人全日本かるた教会について

ご 挨 拶

会長写真

 一般社団法人全日本かるた協会は、『小倉百人一首』を活用して行う競技かるたの大会や、『小倉百人一首』に関する調査・研究、講演会・講習会等を通して、広く日本文化の振興・発展に努めております。
 『小倉百人一首』のように、約800年もの長きにわたり、広く庶民に親しまれてきた古典は他にありません。そのような『小倉百人一首』を用いての競技かるたは、名人・クイーン戦を頂点に、全国大会が各地で年間約60回行われ、学校の部活動等も含めると、かるた人口も約100万人となりました。また、タイ、中国、アメリカなど、海外からの参加者も年々増え、海外からも注目されるようになっています。
 こうした好機に、会員の皆様を始め、各会や支部を支える役員の方々、協会の役員が心と力を合わせ、組織力を高め、諸事に対応できる協会にしていきたいと思います。多くの方々のさらなるご理解とご賛同を賜りますようお願い申し上げます。

会長 松川 英夫

(一社)全日本かるた協会の行う事業

  1. 小倉百人一首かるた大会の開催事業と広報活動等
  2. 小倉百人一首文化の普及振興に関する事業
  3. その他目的を達成するために必要な事業

1.小倉百人一首かるた大会の開催と広報活動

 一般社団法人全日本かるた協会の最大の事業は、本協会主催の競技かるた大会の開催と全国各地で行われる全国大会の公認並びに地方大会の後援です。年間160件余りの大会が開催されております。主催大会及び公認大会は原則として実力によってクラス分けされております。(A級−四段以上、B級−二・三段、C級−初段、D級−無段、E級−初心者)その他、学校の部活動や、子供会活動まで含めると、競技かるた人口は100万人を超えると言われています。

名人戦(右上),クイーン戦(左上),国民文化祭(左下),全国選抜大会(右下)
左上:名人戦/右上:クイーン戦
左下:国民文化祭/右下:全国選抜大会

<主な本協会主催大会>

◎名人位・クイーン位決定戦(会場:近江神宮)1月開催
競技かるたの最高峰を決定する大会で名人位決定戦は昭和30年、 クイーン位決定戦は昭和32年から実施しています。
◎全国選抜かるた大会(会場:明治神宮)3月開催
四段以上の選手の中で成績優秀者を選抜して行う大会で昭和61年より実施しています。
◎全日本かるた選手権大会(会場:ホテルフォレスタ)4月開催
四段以上の選手の男女混合オープン制のトーナメント方式で実力日本一を決定する大会で、昭和37年から実施しています。
◎全国競技かるた女流選手権大会
各級別(A・B・C等)に女性日本一を決める華やかな大会で、昭和33年から実施しています。
◎国民文化祭(会場:各県持ち回り)10~11月開催
各都道府県対抗の1チーム5人の団体戦で、平成16年から実施しています。
◎ねんりんピック(会場:各県持ち回り)9~10月開催
各都道府県対抗の1チーム3人の団体戦で、原則として60歳以上の選手のための大会です。平成8年から実施し、平成11年からは毎年開催しています。

 以上の内、名人位・クイーン位決定戦、全国選抜かるた大会、全日本かるた選手権大会、全国競技かるた女流選手権大会については、広く国内外に競技かるたに親しんでもらえるように、インターネットによる生中継放送を行っております。

2.小倉百人一首文化の普及振興

 競技かるたに関する活動だけでなく、百人一首を日本の伝統文化として捉えた調査・研究活動や文化講演会を行っています。 ここ10年間の主な文化講演会は次の通りです。

講演のテーマ 講師
百人一首の中の陽成院と元良親王 山下 道代氏(中世文学研究家・歌人)
「源氏物語」の表現 神作 光一氏
(東洋大学名誉教授・日本歌人クラブ会長・歌人)
百人一首かるたの歌仙絵をめぐって 吉海 直人氏(同志社女子大学教授)
「京ことばで語る源氏物語」より
衣配り~第二十三帖「初音」の巻
山下 智子氏(女房語り)
「仲麻呂の見た月」
~オペラ『遣唐使』に寄せて~
上野 誠氏(奈良大学文学部国文学科教授)
「百人一首あれこれ」
~ここ数年で気が付いている事ども~
神作 光一氏
(東洋大学学長・日本歌人クラブ名誉会長・歌人)
「百人一首の解釈について」
~定家はどう理解していたのか~
長谷川哲夫氏(明海大学講師)
百人一首の未来、競技かるたの未来を考える
-競技かるた制定百十年に寄せて-
吉海 直人氏(同志社女子大学教授・時雨殿館長)
「藤原俊成の歌と生涯」
~生誕900年によせて~
大平 修身氏(歌人)
中納言行平の歌と像
~「まつとし聞かばいま帰りこむ」をめぐって~
岡﨑真紀子氏
(奈良女子大学研究院人文科学系准教授)

3.その他(小倉百人一首の講習会等)

競技かるたを楽しみたい人たちのために各支部ごとに初心者教室等の講習会を行っています。また、読手(どくしゅ)講習会を開催し、読手の育成に努めています。

競技かるたの歴史

 現在、行われている「競技かるた」が始まったのは、明治37年です。もちろん、それ以前にも「かるた競技」は楽しまれていましたが、ルールは場所によって様々でした。それを統一して、早く札を取るための方法を分析し、競技かるたを確立したのは、明治のジャーナリスト黒岩涙香でした。
 涙香は新聞「萬朝報」に「かるた早取り法」の特集記事を掲載して、第1回の全国競技会を、東京日本橋の常磐木倶楽部で開催したのです。
その後、大正時代から昭和初期にかけて「競技かるた」は全国的に広がりました。そして昭和23年、戦争のために中断していたかるた界を復興、統一して全日本かるた協会が設立され、 平成8年8月より社団法人として、平成26年4月より一般社団法人として活動しています。

(一社)全日本かるた協会組織図

協会組織図
◆会員制度
 (一社)全日本かるた協会の活動は、協会の事業に賛同していただいた会員の方々によって支えられています。
会員には、正会員、准会員、賛助会員、法人賛助会員の4種類があり、
全国大会でC級以上のクラスに出場する選手は、正会員または准会員であることになっています。

(1)正会員 (一社)全日本かるた協会の活動に  
 賛同する20歳以上の個人
 
年会費 5,000円
10,000円
(五段以下)
(六段以上)
(2)准会員 (一社)全日本かるた協会の活動に
 賛同する20歳未満の個人
 
年会費 5,000円
(3)賛助会員 (一社)全日本かるた協会の活動を
 援助していただける個人
 
年会費 3,000円
(4)法人賛助会員 (一社)全日本かるた協会の活動を
 援助していただける法人
 
年会費  30,000円
一般社団法人全日本かるた協会 定款

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平成29年度事業報告書
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2018-10-27